精密農業

精密農業支援システム

精密農業支援システムは、精密農業を実践するための意志決定システムです。
精密農業は、環境保全型農業の一手法であり、圃場を細分化して土壌、作物生育等のバラツキを把握し、そのバラツキに応じた最適な圃場管理を行おうとするものです。

技術的特徴

精密農業支援システムは、GISデータ(地図情報・耕地情報等)、土壌・作物データ、高解像度衛星データ、気象データと各種予測モデル等から、土壌情報や作物情報に関する圃場マップを作成し、この圃場マップに現されたバラツキに対応した可変管理を支援します。
土壌情報及び作物情報は、地図情報と結合してサーバコンピュータにデータベース化され必要な解析に利用されます。
圃場に関するデータベースは、「情報付き圃場」としての圃場の付加価値向上や、圃場管理のレベルアップにも貢献します。
本システムでは、農家がインターネット上で自分の圃場を選択し、必要な農業情報とアクションプランを取得することができます。これにより、農家は、可変施肥や必要最小限の農薬散布といった圃場の可変管理が可能となります。
また、行政面では、土壌情報を利用することにより、暗渠排水等の土地改良工種を効果的かつ戦略的な整備、および客観的な事業評価等に利用することができます。

精密農業支援システムの内容

業務内容

精密農業支援システムでは、リモートセンシング技術を活用して、農地をセンシングして必要とする圃場マップを作成することができます。以下にいくつかの事例を紹介します。

精密土壌(腐植)マップ

腐植含量図

人工衛星やラジコンヘリコプターに搭載されたセンサーのデジタルデータと地上調査から、広範囲の精密土壌マップを低コストに作成することができます。
このように人工衛星やラジコンヘリコプターを用いて地上の状況を遠隔調査することをリモートセンシングといいます。

作物生育状況マップ

リモートセンシングによるNDVI(正規化植生指数)と地上調査から作物生育状況マップを作成することができます。
左図は人工衛星データを用いて小麦の登熟の早晩をマップ化したもの、右図はラジコンヘリコプターを用いて小麦の穂水分分布をマップ化したものです。

人工衛星データを用いた小麦の登熟早晩マップの例

ラジコンヘリコプターを用いた小麦の穂水分分布マップの例


過湿圃場の抽出マップ

過湿圃場の抽出マップの例

人工衛星を利用したリモートセンシングにより、 排水改良を必要とする過湿農地を抽出することができます。このうような技術を活用することにより、効率的かつ効果的な土地改良事業の推進が可能となりま す。さらには、事業前後のマップを比較することにより、客観的な事業評価を行うことができます。
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