悪臭分析

概 要

「悪臭」とは?

「悪臭」とは、いやなにおい、不快なにおいの総称です。
現在、国内における悪臭に対する苦情件数は年間約1万件にのぼります。
悪臭は、騒音や振動と同じく、人間の嗅覚に直接訴える感覚的な公害であるため、健康への影響よりむしろ、住民の快適な生活環境を損なうことが問題になります。
悪臭防止法は、工場その他の事業場の事業活動によって発生する悪臭を規制したり、その他悪臭防止対策を行ったりすることにより、生活環境の保全と国民の健康を保護することを目的としています。
悪臭防止法では、「特定悪臭物質の測定」は計量法に基づく計量証明事業者、「臭気指数の測定」の場合は、臭気測定業務従事者(=臭気判定士)、または臭気測定業務従事者に臭気指数の測定業務を行わせる法人となっています。(第11条~第13条)

特定悪臭物質の測定

従来から悪臭苦情が多かった業種から排出される悪臭原因物質(22物質)に的を絞った測定で、悪臭防止法で指定されている22物質の測定を実施しております。今日では、この「特定悪臭物質規制」では対応が困難な悪臭苦情が増加しているため、次の「臭気指数」のサービスもあわせてご利用いただくことをご提案いたします。(特定悪臭物質についてはこちら)

臭気指数の測定調査

「臭気指数」とは、臭気の強さを表す数値で、「特定悪臭物質規制」では対応が困難な悪臭(複合臭)にも対応しています。(詳細についてはこちら)

臭気指数と臭気強度

どのようににおいを感じるかを数値化したものが臭気強度です。
(詳細についてはこちら)

特定悪臭物質採取状況

ガスクロマトグラフ分析装置


特定悪臭物質(22物質)概 要

特定悪臭物質(22物質)
アンモニアイソバレルアルデヒド
メチルメルカプタンイソブタノール
硫化水素酢酸エチル
硫化メチルメチルイソブチルケトン
トリメチルアミントルエン
アセトアルデヒドスチレン
プロピオンアルデヒドキシレン
ノルマルブチルアルデヒドプロピオン酸
イソブチルアルデヒドノルマル酪酸
ノルマルバレルアルデヒドノルマル吉草酸
イソ吉草酸

臭気指数の測定

「臭気指数」とは、臭気の強さを表す数値で、「特定悪臭物質規制」では対応が困難な悪臭(複合臭)にも対応しています。
臭気指数の測定は、嗅覚測定法により正常な嗅覚をもっていると判断された被検者(パネル)が実際ににおいを嗅いで測定します。詳細は以下の通りです。
においのついた空気や水をにおいが感じられなくなるまで無臭空気(水の場合は無臭水)で薄めたときの希釈倍数(臭気濃度)を求め、その常用対数に10を乗じた数値です。
臭気指数の算出式は右のとおりです。臭気指数=10×Log(臭気濃度)

臭気指数と臭気強度

どのようににおいを感じるかを数値化したものが臭気強度です。臭気強度の内容を次の通りです。
臭気強度内容
0無臭
1やっと感知できるにおい(検知閾値)
2何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知閾値)
3らくに感知できるにおい
4強いにおい
5強烈なにおい

この臭気強度と臭気指数の関係は、以下の通りです。
臭気強度臭気指数の範囲
2.510~15
312~18
3.514~21

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